(25)スロベニアの雪割草
日本の東北などの山地でも、雪解けの季節に可憐な花を咲かせる雪割草が見られますが、今回、ぼくは3月下旬、スロベニア、クロアチアなどアドリア海沿岸4ヶ国を旅行して、あちらの山地に自生する雪割草、サフラン、原生種と思われるクリスマスローズなどを見てきました。この地域は、昔のユーゴスラビア連邦が、ソ連崩壊後、いわゆる「ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争」を経て、今は六つの国に分かれています。民家の壁などに残る弾痕など、悲惨な内戦の傷も残っていますが、自然は、人間界の争いに巻き込まれることなく、その営みを続けていました。残雪の見られる山の斜面などに、鮮やかな紫色のサフランが群生していたりするのを見ると、溜息が出るほどです。雪割草は別名「スハマソウ」または「ミスミソウ」の名を持つキンポウゲ科の花です。
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