■ 【女性ユニオン東京 活動維持のための緊急カンパのお願い】

               女性ユニオン東京 執行委員長 井出志保
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  猛暑の中、皆さまに、緊急に切実なお願いをいたします。
女性ユニオン東京は、1995年3月19日、「女性による女性のためのユニオン」と
して活動を開始しました。その結成宣言は、「お金も時間もない女性たちが、活
動を続けることは試練だけれど、ユニオンの存在を広げよう、ファイト女たち!」
という呼びかけで締めくくっています。それから15年、共に力を合わせてユニ
オン活動を積み上げてきたことは、女性たちの力として誇れることだと思ってお
ります。

しかし、現在女性ユニオン東京はこれまでにない厳しい財政状態に直面してお
り、事務所を維持し、活動を継続していくために、緊急に資金援助のカンパを広
く呼びかけなければならない事態となりました。

結成当時は、どこからの資金援助もなく、全国一般(当時の上部団体)の事務
所に間借りして出発しましたが、すぐに書類の置き場もないほど手狭になり、多
くの女性たちのカンパによってこの代々木に事務所を開設することができたので
す。女性だけで維持するのは困難だろうという上部団体の「助言」は見事に裏切
られて、結成からの15年間、実数だけでも10000件以上の労働相談を受け、その
解決に女性たちの力だけで取り組んできました。さらに、どの組織でもいずれは
直面する世代交代の試練に2006年から取り組み、新しい世代がユニオンの執行委
員会を担っています。

その一方で、残念なことに女性の雇用環境は悪化の一途をたどっています。労
働時間の規制緩和、派遣労働の解禁など、多くの労働関連法の規制緩和が進行し、
今や女性の半数以上が非正規雇用です。働く女性の地位向上を掲げている私た
ちとしては阻止しえなかったことに忸怩(じくじ)たる思いがありますが、女性の
非正規雇用化の現実は女性ユニオンを直撃しています。ユニオン活動の財政基盤
となる組合費の支払いが困難というメンバーが増加し、組合員が減少する一方、
カンパも以前ほど寄せられることがなくなり、ユニオン財政が急速に悪化してき
たのです。
  しかし、女性ユニオンへの相談の電話は鳴り続いています。働く女性
の厳しい状況のもとで、日々雇用問題に取り組んでいます。女性の雇用環境の悪
化は、女性ユニオンの必要性を高めているのです。しかし、その働く女性の厳し
い状況が、またユニオン財政を直撃しているのです。

現在、事務所の家賃や運営費、有償スタッフの賃金などを支払うと、毎月約20
万円の赤字となってしまいます。もはや、私たちの力不足というだけでは解決で
きないこの局面を何とか年内に打開して財政基盤を確立し、働く女性たちの手で
女性ユニオン東京の今の事務所を維持し、活動を継続してくことができるよう
に、多くの女性たち、女性ユニオン東京に心を寄せてくださる方々に広く緊急カ
ンパを募りたく、呼びかけをさせていただきます。緊急事態ですので、まずは8
月末までに100万円集めることを目標に、皆様のご協力を得たいと思っています。
 
多くの方たちに女性ユニオンの重要性を理解していただき、女性ユニオンを
財政的に支えてくださるよう、切にお願いいたします。
  上記訴えに、ご賛同いただけましたら、お名前を記入し(もちろん匿名でもか
まいません)、事務所維持・活動支援カンパ」とお書き添えいただき、下記の口
座番号に振り込んでいただけますでしょうか。また、お知り合いの方たちにも声
をかけていただけると大変うれしいです。 みなさまのご支援を心よりお願いい
たします。


振込先 郵便振替口座 00160-9-23268  女性ユニオン東京
お名前(匿名でも可)    
ご連絡先 ご住所           
電話番号                        
Eメールアドレス


女性ユニオン東京 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-19-7 横山ビル2F
電話 03-5352-6653  FAX 03-3320-8093
Eメール wtutokyo@f8.dion.ne.jp

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