300 x 200【「労働映画」のリアル】第9回 労働映画のスターたち・邦画編(9)

●労働映画のスターたち・邦画編(9)<小池徹平>     

清水 浩之


 《苛酷なゲンバで磨かれ続ける「逆境王子」》

 「美男子なのに○○……」。○○の中身は「情けない」だったり、「かわいそう」だったり。爽やかな童顔で、文句のつけようがない美男子。なのに、様々な試練に直面し、歯を食いしばりながらじっと耐える姿を演じることが多く、観客のハートを(老若男女を問わず)鷲掴みにしてきた。そんな《逆境王子》の徹平さんも今年で30歳。この10年間は、新社会人として職場に飛び込み、ハードな労働環境や複雑な人間関係に翻弄される役を数多く演じた。ドラマの中でのあだ名も「僕ちゃん」(医龍)、「ストーブさん」(あまちゃん)、「あほぼん」(ちかえもん)と、なんだか情けないものばかり。苛酷なゲンバで「揉まれる」後輩を演じさせたら右に出る者のいない、小池徹平という存在を観察してみよう。

 1986年、大阪府出身。15歳の時、月刊誌「JUNON」の美男子コンテストでグランプリを受賞し、芸能界入りする。同い年で同じ事務所のウエンツ瑛士と音楽デュオ「WaT(ワット)」を結成。路上ライブを行いながら、『ヤンキー母校に帰る』(2003/TBS)、『WATER BOYS 2』(2004/フジ)、『ごくせん』(2005/日テレ)、『ドラゴン桜』(2005/TBS)などの学園ドラマで生徒役を演じる。撮影現場で、同年代の俳優たちと一緒に過ごす日々は大きな刺激になったそうで、現在の「キャラ」と「立ち位置」は、この頃に知らず知らず確立されていったのかも知れない。

 「WaT」は2005年にメジャーデビュー。「NHK紅白歌合戦」に4年連続で出場を果たすが、次第にウエンツはバラエティ番組に、小池は俳優業へと軸足を移していく。初主演映画『ラブ☆コン』(2006/監督・石川北二)では、自分より身長が10センチ高い女子と付き合うことになる高校生役。身長へのコンプレックスを抱える者同士が、ケンカしながら理解を深めていく日々を描いた甘酸っぱいラブコメディで、か弱そうな彼氏が、彼女のために精一杯の侠気を見せる姿に心を奪われる。

 2006年に始まったフジテレビの『医龍 Team Medical Dragon』では、大学病院の研修医として登場。封建的な「医局制度」に疑問を持ち、理想の医師を目指して腕を磨く青年を演じた。8年にわたり続いた人気シリーズは、彼の人間的な成長を見守る物語でもあった。

 2008年にはベストセラーの映画化『ホームレス中学生』(監督・古厩智之)で、お笑い芸人・田村裕の少年時代を演じる。既に22歳だったにもかかわらず、中学2年生になりきってみせた。一家離散後の悲惨な野宿生活も、彼が演じることで堅苦しいリアリズムから自由となり、「ファンタジー」としての逆境物語を生み出すことに成功した。見る前の先入観を木っ端微塵にしてくれる秀作。

 そして2009年、電子掲示板「2ちゃんねる」に書き込まれた匿名人物の体験談を原作とする映画『ブラック会社に勤めているんだが、もう俺は限界かも知れない』(監督・佐藤祐市)に主演。「ITゼネコン」と呼ばれる業界ピラミッドの底辺に位置する企業に、プログラマーとして採用された若者が、「納品までは家に帰れない」ブラックな職場環境でいかに戦っていくかが描かれる。全編で《逆境王子》の魅力が炸裂する、ファン必見の1本。

 その後も、大手ゼネコンの公共工事部門に配属された若手社員が、建設業界の「談合」の闇に巻き込まれそうになる企業サスペンス『鉄の骨』(2010/NHK名古屋)、村の診療所に赴任した新米医師が、地域医療の現実と向き合う『ドロクター』(2012/BSプレミアム)、人命救助の最前線に放り込まれた新人消防士の葛藤を描く『ボーダーライン』(2014/NHK大阪)などに主演。「現場」で揉まれながら成長する若者役が相次ぐ。

 その一方で、社会になじめず、挫折を味わった若者を演じる機会も増えてきた。NHKの朝ドラ『あまちゃん』(2013)で演じた足立ヒロシは、就職先の東京から逃げ出し、実家の薪ストーブの前に居座るようになった通称「ストーブさん」。近松門左衛門が主人公の時代劇コメディ『ちかえもん』(2016/NHK大阪)では、大坂随一の豪商の息子で、父親への反撥から放蕩の限りを尽くす「あほぼん」徳兵衛。世間からドロップアウトした若者が、様々な人との出会いを経て再起のきっかけをつかむ姿を演じた。強烈な個性が揃う両番組にあって、ともすれば「影の薄い二枚目」となりがちな役柄だが、彼ならではの実直な存在感は、むしろキャストのアンサンブルに広がりをもたせていた。

 様々なゲンバで磨かれてきた《逆境王子》。30代はどんな人生を演じていくのか、期待して待ちたい。

(しみず ひろゆき、映像ディレクター・映画祭コーディネーター)

     ____________________

●労働映画短信

◎【上映情報】労働映画列島! 6〜7月
※《労働映画列島》で検索! http://d.hatena.ne.jp/shimizu4310/00160503

◇新作ロードショー

『フラワーショウ!』《7月2日(土)から 東京 ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで公開》英国王立園芸協会が主催するガーデニング世界大会を舞台に、恋にも夢にも全力で挑む実在の女性を描いた人間ドラマ。(2014年 アイルランド 監督:ヴィヴィアン・デ・コルシィ) http://flowershow.jp/

『風のように』《7月9日(土)から 東京 下北沢トリウッドで公開》ちばてつやの短編漫画をアニメーション映画化。事故で家族を失った少年が山里に住み着き、村人も手を付けなかった荒地を、たったひとりで開墾していく。(2016年 日本 監督:本多敏行) http://www.kazenoyouni.com/

『アルビノの木』《7月16日(土)から 東京 テアトル新宿で公開》白い鹿を追って山に入った害獣駆除業の男が、様々な出会いを経て人間と自然との関係性を見つめ直すまでを描く。(2016年 日本 監督:金子雅和) http://www.albinonoki.com/

◇名画座・特集上映

【東京 ラピュタ阿佐ヶ谷】6/26〜8/27「昭和の銀幕に輝くヒロイン 浅丘ルリ子」…若い傾斜/でかんしょ風来坊/他
【東京 シネマヴェーラ渋谷】7/9〜29「女性映画セレクション」…その場所に女ありて/何が彼女をそうさせたか/他
【東京 京橋 フィルムセンター】7/12〜9/4「生誕100年 映画監督 加藤泰」
【東京 田町交通ビル】7/23「レイバー映画祭2016」…パレードへようこそ(英)/オキュパイ・ベーカリー(米)/他
【川崎市市民ミュージアム】7/2〜18「勅使河原宏と松本俊夫」…おとし穴/西陣/300トントレーラー/他
【横浜シネマリン】7/16〜24「ハマのドキュメンタリー映画作家たち」…あしがらさん/フツーの仕事がしたい/他
【秋田 週末名画座シネマパレ】7/8〜9・7/15〜18『流れる』(1956年/監督・成瀬巳喜男)
【京都文化博物館】6/25〜7/15「EUフィルムデーズ2016」…ルッチと宜江(ラトビア)/ラブ&マネー(スロバキア)/他
【大阪 九条 シネ・ヌーヴォ】6/25〜7/8「映画と憲法」…1960年6月 安保への怒り/ありふれたファシズム/他
【大阪 新世界国際劇場】6/29〜7/5…マイ・インターン/マネー・ショート/Mr.ホームズ(3本立)
【湯布院公民館】6/24〜26「第19回 ゆふいん文化・記録映画祭」…石の譜/隅田川/ヤクザと憲法/他
【日田リベルテ】6/25〜7/8「菊池亜希子特集」…森崎書店の日々/海のふた/豆大福ものがたり/他
【アンスティチュ・フランセ九州】7/6〜10「第30回 福岡アジア映画祭」…新地町の漁師たち/ノ・ミヌの食べる存在/他

◎日本の労働映画百選
働く文化ネット労働映画百選選考委員会は、2014年10月以来、1年半をかけて、映画は日本の仕事と暮らし、働く人たちの悩みと希望、働くことの意義と喜びをどのように描いてきたのかについて検討を重ねてきました。その成果をふまえて、このたび働くことの今とこれからについて考えるために、一世紀余の映画史の中から百本の作品を選びました。

<日本の労働映画百選 作品一覧>

				
	日本の労働映画百選 作品一覧			
	[DVD]  DVDあり  [VHS] VHSテープあり  			
	[NFC] 国立近代美術館フィルムセンターに収蔵  [多摩] 都立多摩図書館16mmフィルムライブラリーに収蔵  			
	[NHK] NHKアーカイブスで視聴可能  [放L] 放送ライブラリーで視聴可能  [科学映像館] 科学映像館のウェブサイトで視聴可能			
	戦前・戦中(1897~1945年<終戦まで>)			
	1	明治の日本(1897-99)	フランス・リュミエール社 撮影/フランソワ・コンスタン・ジレル、ガブリエル・ヴェール、柴田常吉 [ドキュメンタリー] [DVD] [NFC]	リュミエール社の技師らが日本各地を撮影。生活や祭りとともに、「稲刈り」「田に水を送る水車」などの労働風景もとらえる。
	2	川崎三菱労働争議 大正10年7月撮影(1921)	日活 発注/大原社会問題研究所 [ドキュメンタリー] [DVD]	1921年夏、神戸の川崎・三菱造船所争議が最も高揚した、7月10日の大デモンストレーションの映像記録。
	3	何が彼女をそうさせたか(1930/現存78分)	帝キネ長瀬 監督/鈴木重吉 出演/高津慶子 [劇映画] [DVD]	原作・藤森成吉。貧困に喘ぐ少女が流転の末に、人生の闇へと堕ちていく。「傾向映画」の代表作。
	4	第十二回東京メーデー(1931/7分)	プロキノ 総指揮/岩崎昶 撮影/山内光(岡田桑三)[ドキュメンタリー] [DVD]	メーデー実景記録の代表作。芝浦埋立地から昭和通りを経由して、上野公園に到着するまで。
	5	隅田川(1931/20分)	文部省 脚本/雨夜全 撮影/藪下泰次、斉藤宗武 [ドキュメンタリー][DVD] [NFC]	隅田川の上流から下流にかけて、川筋の風物や水上生活者の動態を記録した秀作。
	6	大人の見る繪本 生れてはみたけれど(1932/91分)	松竹蒲田 監督/小津安二郎 出演/斎藤達雄、吉川満子 [劇映画]  [DVD]	会社員の父が、同級生の父親に服従しているのを見た兄弟は憤慨し、それまで逆らったことのない父に反抗する。
	7	有りがたうさん(1936/76分)	松竹大船 監督/清水宏 出演/上原謙、桑野通子 [劇映画] [DVD]	伊豆の街道で「有りがたうさん」と呼ばれるバス運転手と、乗客や沿道の人々との交流を、心温まるユーモアと共に描く。
	8	戦ふ兵隊(1939/現存66分)	東宝文化映画部 監督/亀井文夫 撮影/三木茂 [ドキュメンタリー] [DVD]	武漢作戦に4か月従軍した長編ドキュメンタリー。「厭戦的」という理由で公開中止となる。現存版は1975年に発見されたもの。
	9	煉瓦女工(1940/63分)	南旺映画 監督/千葉泰樹 出演/矢口陽子、三島雅夫、小沢栄太郎 [劇映画] [NFC]	横浜・鶴見の運河沿いの街で、女工として働く少女の日常。戦中の検閲を通過できず戦後の1946年に公開された。
	10	機関車C57(1940/45分)	芸術映画社 監督/今泉善珠 [ドキュメンタリー] [DVD]	最新鋭機関車C57をモチーフに、各部署の鉄道員たちの生活を浮き彫りにしてみせた秀作。
	11	或る保姆の記録(1942/35分)	芸術映画社 監督/水木荘也 脚本/厚木たか [ドキュメンタリー] [DVD]	東京・戸越保育所にカメラを据えて、保姆と園児とその母親たちの生活をいきいきと記録する。
	12	わたし達はこんなに働いてゐる(1945/18分)	朝日映画社 監督/水木荘也 脚本/厚木たか [ドキュメンタリー] [DVD]	サイパン玉砕後の戦況の下、海軍衣糧廠に働く女子勤労員たちの脇目もふらぬ作業ぶりを描く。
	昭和20年代(1945<戦後>~54年)			
	13	驀進(1946/13分)	日本映画社 企画/国鉄労働組合 監督/岩佐氏寿 [ドキュメンタリー] 	労働組合映画協議会委嘱作品。従業員大量解雇に反対する国労の十月闘争の記録。
	14	炭坑(1947/33分)	日本映画社 監督/伊東寿恵男、柳澤寿男 [ドキュメンタリー] [DVD]	北海道・美唄炭坑に働く人々を取材して、戦後の悪条件に直面しつつ奮闘する姿を描く。
	15	われら電気労働者(1947/43分)	日本映画社 企画/電産労組 監督/竹内信次 [ドキュメンタリー] 	労働組合映画協議会委嘱作品。電産十月闘争の記録。
	16	海に生きる 遠洋底曳漁船の記録(1949/32分)	日本映画社 企画/全日本海員組合 監督/柳澤寿男 撮影/林田重男 [ドキュメンタリー] [DVD]	労映委嘱作品。北九州を基地に活躍する遠洋底曳漁船の乗組員の生活を同行取材。日本映画技術賞。
	17	白雪先生と子供たち(1950/89分)	大映東京 監督/吉村廉 出演/原節子 [劇映画]  [VHS]	日教組と労映が募集した劇映画筋書きの当選作を映画化。どんな子にも平等に教育を受けさせようとする女性教師。
	18	どっこい生きてる(1951/103分)	新星映画=前進座 監督/今井正 出演/河原崎長十郎 [劇映画]  [DVD]	「ニコヨン」と呼ばれた日雇い労働者一家の食うや食わずの生活と、絶望から再起に向けた格闘を描く。
	19	生きる(1952/143分)	東宝 監督/黒澤明 出演/志村喬、小田切みき [劇映画] [DVD]	無気力に「お役所仕事」をこなしてきた公務員が癌で余命半年と知り、自分にできる最後の仕事に情熱を注ぐ。
	20	おかあさん(1952/98分)	新東宝 監督/成瀬巳喜男 出演/田中絹代、香川京子 [劇映画] [DVD]	東京・下町のクリーニング店。夫を亡くした後も、子どもたちのために懸命に働く母親の姿を、娘の視点から綴る。
	21	1952年メーデー(1952/20分)	メーデー映画製作委員会 編集/丸山章治、吉見泰 [ドキュメンタリー] 	皇居前広場使用禁止に抗議するメーデー参加者と、武装警官との乱闘・発砲までを記録。
	22	女ひとり大地を行く(1953/現存132分)	キヌタプロ/北星 監督/亀井文夫 出演/山田五十鈴 [劇映画] [DVD]	戦前からの20年にわたり、炭鉱で働いた女性の一代記。炭労北海道地方本部がカンパで製作資金300万円を提供。
	23	蟹工船(1953/109分)	現代ぷろ/北星 監督・出演/山村聰 出演/平田未喜三 [劇映画] [DVD]	小林多喜二の小説を映画化。蟹工船で酷使される貧しい労働者たちが、遂に指導者のもとでストライキを起こす。
	24	京浜労働者(1953/45分)	記録教育映画製作協議会 監督/野田真吉 [ドキュメンタリー] 	大小の工場が密集する京浜地区。ここで働く労働者たちの生活を守る闘いと、連帯の広がりを描く。
	25	太陽のない街(1954/140分)	新星映画/独立映画 監督/山本薩夫 出演/日高澄子 [劇映画] [DVD]	徳永直の小説を映画化。大正末期の共同争議をモチーフに、会社や警察の弾圧にもひるまず戦う労働者を描く。
	26	立ち上がる女子労働者(1954/25分)	日映新社 企画/全繊同盟 [ドキュメンタリー] [DVD]	1954年に起きた近江絹糸紡績の労使争議。「人権争議」とも呼ばれた前近代的労務管理との106日間の戦いの記録。
	昭和30年代(1955~64年)			
	27	ここに泉あり(1955/150分)	中央映画/松竹 監督/今井正 出演/小林桂樹、岸恵子、岡田英次 [劇映画]  [DVD]	群馬・高崎の市民による交響楽団誕生の物語。楽団員たちが日々の生活に苦労しながら、音楽に情熱を注ぐ。
	28	赤線地帯(1956/85分)	大映京都 監督/溝口健二 出演/京マチ子、三益愛子、若尾文子 [劇映画] [DVD]	赤線地帯にあるサロンで働く様々な境遇の女性たちを描く群像ドラマ。 日本の女性を描き続けた溝口健二の最後の作品。
	29	喜びも悲しみも幾歳月(1957/162分)	松竹大船 監督/木下恵介 出演/佐田啓二、高峰秀子 [劇映画] [DVD]	日本各地の灯台を転々としながら駐在生活を送る燈台守夫婦の、戦前から戦後に至る25年間を描く長編ドラマ。
	30	ボタ山の絵日記(1957/39分)	新文化プロ/九州共同映画社 監督/徳永瑞夫 [ドキュメンタリー]	筑豊の炭鉱地帯で暮らす生活困窮児を描く。
	31	雪と闘う機関車(1958/29分)	国鉄機関車労働組合 企画/旭川地本教宣部 監督/谷恭介 [ドキュメンタリー] [DVD]	積雪とたたかいながら列車を運行する、旭川・名寄・音威子府機関区の鉄道員たちの生活を描く。
	32	にあんちゃん(1959/101分)	日活 監督/今村昌平 出演/長門裕之、松尾嘉代 [劇映画] [DVD]	九州の小さな炭鉱町を舞台に、両親を亡くした4人兄妹が懸命に生きる姿を重厚なリアリズムで描く。
	33	海に築く製鉄所(1959/短縮版57分)	岩波映画 企画/八幡製鉄 監督/伊勢長之助 [ドキュメンタリー] [DVD]	福岡・戸畑製鉄所の3年余にわたる建設の記録。敷地を海に求め、地質調査、埋め立てを経て製鉄所を造り上げるまで。
	34	刈干切り唄(1959/42分)	記録映画社 企画/貯蓄増強中央委員会 監督/上野耕三 [ドキュメンタリー] [DVD]	高千穂地方に伝わる刈干切唄と、山村にたくましく生きる人々の暮らしを描いた貯蓄奨励映画。
	35	年輪の秘密(1959-60)	フジテレビ=岩波映画 演出/羽仁進、土本典昭、長野重一 ほか [テレビドキュメンタリー] [DVD]	日本各地の伝統文化を紹介するシリーズ。『板前』 『鳶』 『行司』 『調教師~競馬馬をつくる人』など全50篇。
	36	大いなる旅路(1960/95分)	東映東京 監督/関川秀雄 出演/三國連太郎 [劇映画] [DVD]	岩手県を舞台にした、ある国鉄の機関士とその一家の30年にわたる物語。
	37	裸の島(1960/96分)	近代映協 監督/新藤兼人 出演/乙羽信子、殿山泰司 [劇映画] [DVD]	瀬戸内海の小島(宿祢島)で段々畑に黙々と水を運ぶ夫婦の生活を、セリフなしで描く。モスクワ映画祭グランプリ。
	38	 1960年6月 安保への怒り(1960/41分)	共同映画 企画/反安保条約記録映画製作委員会 監督/野田真吉、富沢幸男 [ドキュメンタリー][DVD]	安保条約が参院で自然成立するまでの記録。国会構内のデモ隊と警官隊の衝突、樺美智子さんの死など。
	39	西陣(1961/25分)	京都記録映画を見る会ほか 監督/松本俊夫 [ドキュメンタリー] [DVD]	伝統産業・西陣織の世界で働く人々をモチーフに、ドキュメンタリーとアヴァンギャルドを統合した画期的な作品。
	40	キューポラのある街(1962/99分)	日活 監督/浦山桐郎 出演/吉永小百合、浜田光夫 [劇映画] [DVD]	早船ちよの児童文学作品を映画化。鋳物の街・川口に住む中学生の視点から、父の失業や友人との別れなどを描く。
	41	その場所に女ありて(1962/94分)	東宝 監督/鈴木英夫 出演/司葉子、宝田明 [劇映画] [VHS]	広告代理店の営業ウーマンが、製薬会社からの新規受注を巡って、クライアントやライバル社との駆け引きを繰り広げる。
	42	ある機関助士(1963/37分)	岩波映画 企画/日本国有鉄道 監督/土本典昭 [ドキュメンタリー]  [DVD]	電化を目前に控えた常磐線・水戸~上野間を運行する蒸気機関士と助手の労働をダイナミックに綴る。
	43	ドキュメント 路上(1964/54分)	東洋シネマ 企画/警察庁交通局 監督/土本典昭 [ドキュメンタリー] [DVD]	東京オリンピックに向けて都市整備が続く東京の姿を、日々営業するタクシー運転手の視点から描く。
	昭和40年代(1965~74年)			
	44	68の車輪(1965/32分)	東京シネマ 企画/日本通運 監督/森田実 [ドキュメンタリー] [DVD][科学映像館]	千葉・野田市の発電所で使う超重量トランスを300tトレーラーで運び込む、大規模な輸送作業の記録。
	45	こころの山脈(1966/104分)	本宮方式映画製作の会/東宝 監督/吉村公三郎 出演/山岡久乃 [劇映画] 	福島県本宮町民が中心となり製作。久々の教壇に立った産休教師が、戦後の民主教育に戸惑いながらも師弟愛を育む。
	46	若者たち(1966)	フジテレビ 演出/森川時久ほか 脚本/山内久ほか 出演/田中邦衛、山本圭、佐藤オリエ [テレビドラマ]  [DVD]	両親を亡くした5人兄弟が、仕事や恋愛、大学生活などで葛藤する姿を描く。翌1967年映画化、2014年に再ドラマ化。
	47	農薬禍(1967/38分)	グループ現代 監督/小泉修吉 [ドキュメンタリー]  [DVD]	近代農業の要となった農薬による公害の実態を、長野県南佐久地方の農村地帯での現状とともに追及していく。
	48	特集 和賀郡和賀町 1967年 夏(1967/60分)	NHK 演出/工藤敏樹 [テレビドキュメンタリー]  [NHK]	岩手県の穀倉地帯のお盆から、高度成長期の農村が抱える問題を見つめる。
	49	黒部の太陽(1968/196分)	三船プロ=石原プロ/日活 監督/熊井啓 出演/石原裕次郎、三船敏郎 [劇映画] [DVD]	世紀の難工事と言われた黒部ダム建設の苦闘を描く。電力会社などが前売券を大量購入し、「動員映画」の先駆けとなる。
	50	太陽の王子 ホルスの大冒険(1968/82分)	東映動画 監督/高畑勲 脚本/深沢一夫 [アニメーション] [DVD]	アイヌの伝承から創作された長編アニメーション。東映動画労組で活動した高畑・大塚康生・宮崎駿らが3年かけて完成。
	51	男はつらいよ(1969/91分)	松竹大船 監督/山田洋次 出演/渥美清、倍賞千恵子、前田吟 [劇映画] [DVD]	1968年にフジテレビで放送されたドラマを映画化。音信不通だった兄が戻り、妹と印刷工の青年との結婚を応援する。
	52	シップヤードの青春(1969/44分)	岩波映画 企画/日本造船工業会 監督/神馬亥佐雄 [ドキュメンタリー] [DVD] [多摩]	入社3年目・20歳の造船所溶接工を主人公に、労働や生活、青春や前途を見つめる姿を描く。
	53	家族(1970/107分)	松竹大船 監督/山田洋次 出演/井川比佐志、倍賞千恵子 [劇映画] [DVD]	高度成長期真っ只中の時代、大阪万博が華々しく開催される中、長崎の小島から北海道の開拓村へ移住する一家を描く。
	54	戦争と人間 三部作(1970-73/計563分)	日活 監督/山本薩夫 出演/滝沢修、浅丘ルリ子 [劇映画] [DVD]	五味川純平の小説を映画化した三部作。昭和初頭から戦争の時代までの大河ドラマ。日活労組が上映活動に全面協力。
	55	友子儀式 北海道夕張市真谷地炭鉱楓坑(1973/30分)	NHK [テレビドキュメンタリー] [NHKアーカイブス]	江戸時代初期から続いていた古いしきたり、炭鉱夫同士が親分・子分の義理を結ぶ「友子制度」を再現する。
	56	日本の稲作 そのこころと伝統(1974/42分)	英映画社 企画/文化庁 監督/青山通春 [ドキュメンタリー] [DVD]	日本人の生活文化と切り離せない関係にある稲作にまつわる行事や伝統を、全国各地で取材した労作。
	57	詩人の生涯(1974/19分)	川本プロ 監督/川本喜八郎 [アニメーション] [DVD]	安部公房の小説をパステル画で描いたアニメーション。工場を解雇された青年が、貧しさの中で「詩人」として目覚めるまで。
	昭和50年代(1975~84年)			
	58	トラック野郎 御意見無用(1975/98分)	東映東京 監督/鈴木則文 出演/菅原文太、愛川欽也 [劇映画] [DVD]	日本全国を駆け巡る、長距離トラック運転手の仲間たちが繰り広げる笑いと涙の娯楽活劇。シリーズ第1作。
	59	どっこい!人間節 寿・自由労働者の街(1975/121分)	小川プロ 監督/湯本希生 構成/小川紳介 [ドキュメンタリー] [DVD](8月発売予定)	日本三大寄せ場の一つ、横浜・寿町に住む人々が語る、自らの過去と未来への希望。
	60	日没の印象(1975/25分)	監督/鈴木志郎康 [ドキュメンタリー] 	詩人として知られる作者が、通勤風景や家族生活などの日常を16ミリフィルムで綴った日記映画。
	61	男たちの旅路(1976-82)	NHK 演出/中村克史ほか 脚本/山田太一 出演/鶴田浩二、水谷豊 [テレビドラマ] [DVD]	警備会社に勤める戦中派の上司と戦後生まれの若者が、ジェネレーション・ギャップを抱えながら日々の仕事に取り組む。
	62	NHK特集 日本の戦後 第5集 一歩退却 二歩前進 二・一ゼネスト前夜(1977)	NHK 演出/鈴木肇 出演/地井武男 [テレビ番組] [DVD]	戦後日本の10大改革を描いた再現ドキュメントシリーズ。第5回では労働運動の指導者・伊井弥四郎を、地井武男が熱演。
	63	あゝ野麦峠(1979/154分)	新日本映画/東宝 監督/山本薩夫 出演/大竹しのぶ、原田美枝子 [劇映画] [DVD]	山本茂実の実録小説を映画化。明治時代後期、飛騨から信州諏訪の製糸工場に働きに出た少女たちの過酷な労働。
	64	ザ・サカナマン(1979/80分)	黒田プロ 監督/黒田輝彦 [ドキュメンタリー] [DVD]	静岡県戸田港所属の遠洋マグロ漁船「第17新造丸」。ペルー沖の漁場でメバチマグロを追う操業の日々を記録。
	65	遠雷(1981/135分)	ATGほか 監督/根岸吉太郎 出演/永島敏行、石田えり [劇映画] [DVD]	都市化の波に呑み込まれていく1980年代初頭の宇都宮を舞台にした青春映画。トマト栽培を営む青年の日常。
	66	海峡(1982/142分)	東宝 監督/森谷司郎 出演/高倉健、森繁久彌 [劇映画] [DVD]	洞爺丸事故から約30年にわたり、青函トンネルの建設に執念を燃やし続けた国鉄の技師たちの物語。
	67	原発はいま(1982/49分)	映像集団8の会 企画/全日本運輸一般労働組合関西地区生コン支部 監督/近江道広 [ドキュメンタリー] [DVD]	原発を支える下請け労働者たちの組合結成を紹介しながら、彼らの恐るべき労働実態を明らかにしてゆく。
	68	魚影の群れ(1983/135分)	松竹富士 監督/相米慎二 出演/緒形拳、夏目雅子、佐藤浩市 [劇映画] [DVD]	吉村昭の小説を映画化。下北半島の漁港・大間のマグロ漁師。彼の娘が連れてきたが、漁師になりたいと志願する。
	昭和から平成へ(1985~99年)			
	69	ガン・ホー Gung Ho(1986/111分)	アメリカ・パラマウント 監督/ロン・ハワード 出演/マイケル・キートン、山村聰 [劇映画] [DVD]	アメリカの田舎町に進出した日本の自動車工場を舞台に、両国の働き方についての“日米摩擦”を描いたコメディ。
	70	マルサの女(1987/127分)	伊丹プロほか/東宝 監督/伊丹十三 出演/宮本信子、山崎努 [劇映画] [DVD]	マルサ(国税局査察部)に勤務する女査察官と、脱税者との戦いをコミカルかつシニカルに描いたドラマ。
	71	 NNNドキュメント 母さんが死んだ ~“生活保護”の周辺~ (1987/40分)	札幌テレビ 演出/水島宏明 [テレビドキュメンタリー] [放L]	39歳の母親が3人の子供をのこして餓死した事件から、福祉の冷淡さを追及する。
	72	魔女の宅急便(1989/103分)	スタジオジブリほか/東映 監督/宮崎駿 [アニメーション] [DVD]	角野栄子の児童小説をアニメーション映画化。都会に出てきた少女が、“特技”を活かした配達の仕事で独り立ちしていく。
	73	あーす(1991/82分)	「あーす」製作委員会 監督/金秀吉 出演/坂口昌裕、趙方豪、芦屋小雁 [劇映画] 	大阪の小学生がゴミ収集車に魅せられ、作業員のおじさんたちを手伝い始める。彼は周囲の偏見や職業差別を垣間見る。
	74	月はどっちに出ている(1993/109分)	シネカノン 監督/崔洋一 出演/岸谷五朗、ルビー・モレノ [劇映画] [DVD]	梁石日の自伝的小説を映画化。在日コリアンのタクシー運転手と仕事仲間たちの日常を、エネルギッシュに描く。
	75	踊る大捜査線(1997)	フジテレビ 演出/本広克行ほか 脚本/君塚良一 出演/織田裕二、いかりや長介 [テレビドラマ] [DVD]	脱サラして刑事に転職した主人公が、警察組織という“サラリーマン社会”で成長していく。1998年から映画シリーズ化。
	76	鯨捕りの海(1998/85分)	シグロ 監督/梅川俊明 [ドキュメンタリー] [VHS]	日本の沿岸で続けられている沿岸小型捕鯨を中心に、北太平洋でのミンク鯨の捕獲調査やノルウェーの捕鯨を取材。
	77	鉄道員(ぽっぽや)(1999/113分)	東映ほか 監督/降旗康男 出演/高倉健、大竹しのぶ [劇映画] [DVD]	浅田次郎の小説を映画化。北海道・廃止間近のローカル線で駅長を務める男。定年を迎え、自らの人生を振り返る。
	21世紀最初の10年(2000~09年)			
	78	人らしく生きよう 国労冬物語(2001/100分)	ビデオプレス 監督/松原明、佐々木有美 [ドキュメンタリー] [DVD]	現代のリストラの原点である、国鉄分割・民営化の実態を、15年にわたって追う。
	79	こんばんは(2003/92分)	イメージ・サテライト 監督/森康行 [ドキュメンタリー] [DVD]	東京・墨田区立文花中で学ぶ17歳から92歳までの生徒たち。教育の原点としての夜間中学の記録。
	80	県庁の星(2006/131分)	フジテレビほか/東宝 監督/西谷弘 出演/織田裕二、柴咲コウ [劇映画] [DVD]	桂望実の小説を映画化。スーパーの店舗へ研修に来た県庁職員が、役所の常識が通じない「民間」の世界を学んでいく。
	81	フラガール(2006/120分)	シネカノン 監督/李相日 出演/松雪泰子、蒼井優 [劇映画] [DVD]	1965年、炭坑の閉山に揺れる町で、再生を期して誕生したレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」の実話を映画化。
	82	三池 終わらない炭鉱(やま)の物語(2006/103分)	シグロほか 企画/大牟田市石炭産業科学館 監督/熊谷博子 [ドキュメンタリー] [DVD]	三池炭鉱の150年以上にわたる歴史に、「負の遺産」も含めて向き合う。
	83	土曜ドラマ ハゲタカ(2007)	NHK 演出/大友啓史ほか 脚本/林宏司 出演/柴田恭兵、大森南朋 [テレビドラマ] [DVD]	真山仁の経済小説をドラマ化。「企業買収」ビジネスをめぐる、外資系ファンドと日本企業の攻防。 2009年に映画化。
	84	ハケンの品格(2007)	日本テレビ 演出/南雲聖一ほか 脚本/中園ミホ 出演/篠原涼子 [テレビドラマ] [DVD]	総合食品会社にやって来た、有能だが契約外のことは一切しないスーパー派遣社員の活躍。韓国でもリメークされた。
	85	おくりびと(2008/131分)	TBSほか/松竹 監督/滝田洋二郎 出演/本木雅弘、山崎努、広末涼子 [劇映画] [DVD]	失業したチェロ奏者が帰郷。ご遺体を清めて棺に納める「納棺師」の仕事を始め、様々な「死」を見つめることになる。
	86	フツーの仕事がしたい(2008/70分)	ローポジション 監督/土屋トカチ [ドキュメンタリー] [DVD]	劣悪な労働環境の改善を求めるセメント運搬車ドライバーの苦難の日々を、連帯ユニオンの闘いとともに描く。
	87	ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない (2009/104分)	アスミック・エースほか 監督/佐藤祐市 出演/小池徹平 [劇映画] [DVD]	ネット掲示板の書き込みを基にした書籍を映画化。元ニートの青年が、劣悪な職場環境の中で自分なりの生き方を見出す。
	88	任侠ヘルパー(2009)	フジテレビ 演出/西谷弘ほか 脚本/古家和尚 出演/草彅剛 [テレビドラマ] [DVD]	「研修」で介護ヘルパーとして働き始めた若いヤクザが、年寄りの世話をするうちに任侠道に目覚める。2012年に映画化。
	そして、いま(2010~15年)			
	89	孤高のメス(2010/126分)	東映ほか 監督/成島出 出演/堤真一、夏川結衣 [劇映画] [DVD]	大鐘稔彦の小説を映画化。医療に真剣に取り組む医師の姿を、地方医療問題や臓器移植などの問題を交えながら描く。
	90	昭和の家事(2010/全14篇)	昭和のくらし博物館 製作/小泉和子 [ドキュメンタリー] [DVD]	「洗濯をする」「浴衣を縫う」など、かつてはどこの家庭でも行われていた家事を、1990~92年に小泉スズさんが実演。
	91	サウダーヂ(2011/167分)	空族 監督/富田克也 出演/田我流 [劇映画] 	山梨県甲府市を舞台に、土木労働者・在日外国人・ラッパーの若者らが地方社会で直面する現状を俯瞰的に描く。
	92	舟を編む(2013/133分)	テレビ東京ほか/松竹=アスミック・エース 監督/石井裕也 出演/松田龍平、宮崎あおい [劇映画] [DVD]	三浦しをんの小説を映画化。言葉の海を渡るための「舟」=辞書が完成するまでの、編集部の人々の苦心を描く。
	93	ある精肉店のはなし(2013/109分)	やしほ映画社ほか 監督/纐纈(はなぶさ)あや [ドキュメンタリー] 	大阪府貝塚市、家族経営で精肉店を営んでいる一家の記録。手作業での屠畜から、“生の営み”の本質を見つめる。
	94	ダンダリン 労働基準監督官(2013)	日本テレビ 演出/佐藤東弥ほか 脚本/秦建日子 出演/竹内結子 [テレビドラマ] [DVD]	田島隆・鈴木マサカズのマンガをドラマ化。ブラック企業、外国人雇用など、様々な労働問題に対処する労働基準監督官。
	95	WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常(2014/116分)	TBS=東宝 監督/矢口史靖 出演/染谷将太[劇映画] [DVD]	三浦しをんの小説を映画化。都会育ちの若者が、危険と隣り合わせの林業の現場で悪戦苦闘しながら成長していく。
	96	紙の月(2014/126分)	松竹=ROBOT 監督/吉田大八 出演/宮沢りえ、小林聡美 [劇映画] [DVD]	角田光代の小説を映画化。銀行で働く女性が、若い男との出会いをきっかけに巨額の横領事件を起こすまで。
	97	夢は牛のお医者さん(2014/86分)	テレビ新潟 監督/時田美昭 [テレビドキュメンタリー] 	1987年、クラスで牛を飼うことになった小学3年生の少女が、成長して獣医となるまでを記録したテレビ番組の映画版。
	98	昼めし旅 ~あなたのご飯見せてください~ (2014-)	テレビ東京 演出/工藤里紗ほか [テレビ番組] 	日本の「リアルな昼飯」にスポットをあてる情報旅番組。毎週月曜から金曜まで、全国各地の家庭や職場の食卓を訪問する。
	99	種まく旅人 くにうみの郷(2015/111分)	松竹 監督/篠原哲雄 出演/栗山千明 [劇映画] [DVD]	シリーズ第2作。農林水産省の女性職員が、淡路島で行われていた伝統作業“かいぼり”を復活させようと奮闘する。
	100	下町ロケット(2015)	TBS 演出/福澤克雄ほか 脚本/八津弘幸 出演/阿部寛、吉川晃司、杉良太郎 [テレビドラマ] [DVD]	池井戸潤の直木賞受賞作を、2011年WOWOW版に続いてドラマ化。最先端特許をめぐる、中小企業と大企業の闘い。
				
				

最新号トップ掲載号トップ直前のページへ戻るページのトップバックナンバー執筆者一覧