ブックトークイベント案内

『 ためされた地方自治:原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠洲市民の13年 』

◆ 内 容 ◆

0406チラシ完成版2

今年1月1日に発生した能登半島地震。その震央に近い珠洲市高屋町は2003年まで原発の予定地でした。もし原発ができていたら? 想像するだけで背筋が凍ります。いま珠洲原発がないことは偶然ではありません。珠洲・高屋の人びとが、どのような経験を生きた末に、実現された現在なのか。原発を押しとどめた力の源泉は? そして私たちにできることは何か。原発計画が凍結されるまでを描くノンフィクション『ためされた地方自治』(山秋真著、2007年)そして原発立地をめぐる土地と人びとを活写するドキュメンタリー番組『原発立地はこうして進む』(NHK制作、1990年)のつくり手と読み手がじっくり語りあい、ともに考えたいと思います。ぜひご一緒に。

◆日時:2024年4月6日(土)午後2時〜4時15分(開場1時30分)
◆会場:渋谷区文化総合センター大和田2階 学習室1(東京都渋谷区桜丘町23-21)
◆参加費:学生500円/一般1000円/応援A 2000円/応援B 3000円/書籍セット3000円(『ためされた地方自治』1冊付)/オンライン視聴(後日&期間限定):1000円

申込先↓
https://ppcolloquium1.peatix.com

※定員50名。リアル参加は、定員になり次第締め切らせていただきます。
それ以降は「オンライン視聴」をお申込みください。「オンライン試聴」では、開催後に期間限定で配信される録画映像をご覧いただけます、こちらも開催日前日までの受付です。

【第1部:書評セッション】
コメンテーター●樫田那美紀(かしだ•なみき)
1993年石川県生まれ。静岡大学卒。関西にて女性支援を生業としながら、自主制作雑誌『生活の批評誌』を発行し執筆活動も行う(依田那美紀名義)。93年4月珠州市長選に反原発派の候補として出馬した樫田準一郎は実の祖父。(『ためされた地方自治』を介して1年ほど前に著者と出会っておりました。)

【第2部:トークセッション】ゲスト×コメンテーター×著者
ゲスト●上野千鶴子(うえの・ちづこ)
1948年富山県生まれ。社会学者・東京大学名誉教授・認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長・上野千鶴子基金代表理事。京都大学大学院社会学博士課程修了。社会学博士。元学術会議会員。専門は女性学・ジェンダー研究。高齢者の介護とケアも研究テーマとする。「サントリー学芸賞」「朝日賞」受賞、フィンランド共和国から「Hän Honours」受賞、アメリカ芸術科学アカデミー会員でもある。

ゲスト●七沢潔(ななさわ・きよし)
1957年静岡県生まれ。1981年早大卒業後NHK入局、ディレクターとしてチェルノブイリ、東海村、福島などの原子力事故を取材。主な作品「放射能食糧汚染~チェルノブイリ2年目の秋」(1987)、「原発立地はこうして進む~奥能登土地攻防戦」(1990)、「チェルノブイリ・隠された事故報告」(1994)、「ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2カ月」(2011)他。主著『テレビと原発報道の60年』(彩流社)、『原発事故を問う』(岩波新書1996)など。

当日司会●北村 文(きたむら・あや)
(1976年滋賀県生まれ。津田塾大学教員。専門は社会学、ジェンダー研究、日本研究、エスノグラフィー。渋谷区男女平等・多様性推進会議委員、ppコロキアム共同代表。)

主催者挨拶●福岡愛子(ふくおか・あいこ)
(1950年新潟県生まれ。社会学者・翻訳家、ppコロキアム発起人・共同代表。)
主催:ppコロキアム

(2024.3.20)
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