【オルタのこだま】
117号を読んで
117号を読ませていただきました。教えられることばかり。こんな低レベルの読者も居るんだというところで感想を送らせていただきます。
・中国公船接近の意図:報道の仕方、くみ取り方の難しさを教えられる。いくつかの新聞を読み比べよとよく言われるが、このように解説されるとなるほどと思う。それにしても、日本人政治家は不用意に軽口叩いて後で謝っているが、この落差に驚く。
・永続敗戦論:鳩山由紀夫はアメリカによって解任されたという。アメリカの土俵の上で踊らされたということか。国民はその場限りの相手を喜ばす言葉を吐く宇 宙人とみている。だったら、「今だから話そう。」という裏話を話してもらいたい。まだ話す時期ではないのかな。どうやら国民が意識していない強大なアメリ カの力がすべてを取り仕切っているようだ。見えず聞こえずで、疑問も持たない。現代の奴隷か。「永続敗戦」とはよく言ったものだ。「一億総ざんげ」とは懐 かしい言葉。知らず知らずのうちに載せられていた。アベノミクスでは当分この路線を突っ走ることになるのではないの。マスコミに頑張って欲しい。
・奴らを通すな:このようなことが起きていることを知らなかった。今の法律でも、整然とした行進は取り締まれないだろうが、店に入って乱暴狼藉する者は取り 締まれるだろう。海外在住の邦人も沢山いることだし、「おもてなし」で盛り上がっている時だ。是非、多くの国民に訴え必要な取り締まりが出来るようにして ほしい。永続敗戦論との関連でも、考えさせられる。
・世界一奇怪な米国農業:兵器としての食糧。日本の最も恐れるところ。22兆円の輸出補助金が出ているとは驚いた。自由化を叫びながら、そんなことが許されるのだろうか。本当に奇怪というか恐ろしい現況だ。TPPで何が出てくるか恐ろしくなる。
・楽観的成長幻想:本当に限られた地球。爆発的な消費文化の拡大。何処にそんな余地が残っているのだろうと思ってしまう。その中で争っていたのでは、ますます浪費が進む。人が減ってバランスが取れるなどとは考えたくない。
・華人社会を支える:シンガポールは知らないが、華人の街は日本よりずっと信仰心が篤い感じがする。でも中身はいろいろあるのだなあ。排他的でないところがいい。
・岩手県大槌町:仮設住宅が48か所に分散しているだけでも大変なこと分かる。ともかく、長丁場、また、冬が来る。「復興などする必要がない。」とほざく官僚が居る。復興のための重労働を課せられないものか。
・11月 残暑日乗:今は行うと首になる往復ピンタは、かっては日常茶飯事だった。でも、転入生に対するいじめとはちょっと違う気がする。一般学生が江田島の訓練レ ベルに達するには相当の努力がいったと思う。一般の学校でも訓練に付いて行けないとピンタが来る。それも所属の班全体が殴られた。今とは全く違った。
・ミヤンマー通信:「結社法案」、まずは真摯に検討するとなってよかった。でも、まだまだ油断出来ませんね。
・脱原発テント:汚染水の問題は、急いでいたこともあろうが、まずは安易に考え過ぎていたことに原因があるように思う。あの大きさのタンクでボルト締めでは 漏れは避けられないのではなかろうか。オリンピック決定の場で安倍総理が国際公約したのだから、これからは本腰で汚染水問題に取り組むだろう。期待した い。
・ジェンダー:機会均等といくら言っても進まないように思う。男女比を決めて行くのが早道だと思う。これも安倍総理が国連演説で「女性が輝く社会を作る。」と見えを切ったというから期待したい。
・米国の中立姿勢:施政権と領有権、いろんなことを考えるなあ。頭のいい人にはかなわない。ともかく、当事者間で解決しろということか。頃合いを見て仲人が出てくるという筋書き。恐れ入りました。
・もっともしっくりきた句:したたかに天に止まりし木守柿。 もれ聞けば漏れは軽いと目眩まし。 以上
(東京都稲城市在住・元団体役員)