■オルタのこだま               羽原 清雅

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 28号の木下先生のマスコミ論は、それはそれで経験、印象としては分ります。
しかし、ひとつは同じ土俵で言い切れずに、別の舞台で、というあり方はいかが
か。
 また、一部の事例ですべて、という論評は残念ですね。具体性がなく、ばっさ
り切りつける手法は説得力をちょっと欠くのでは。言われていることは確かに見
受けることもあり、否定はないのですが、いささか感情論に走ったかのように読
ませてもらいました。ぜひ、マスコミを叱咤激励して、良い方向にリードしてく
ださい。

                (帝京大学教授・元朝日新聞政治部長)

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