【編集事務局便り】211

■コロナ禍での開催が懸念される中、7月23日から始まった「東京2020オリンピ
ック」は8月8日の閉会式を持って終了しました。今号では、次回オリンピックを
控えるパリから鈴木氏が「パリで見た東京オリンピック」を、またテレビでのコ
ロナ報道とオリンピック報道についてを大原雄氏に、試合にでられず、宿舎から
姿を消して話題になったウガンダ選手の国の実情について大賀氏から、また岡田
氏、矢口氏からもご投稿いただきました。

■米軍の撤退が進められているアフガニスタンの情勢の展開が早いですが、荒木
氏が「米同時多発テロとアフガン侵攻から20年、そして今」で20年を遡って振り
返っていただいています。

■「成立法案等に対する各党会派の賛否一覧 ~第204通常国会・委員会別」を
濱谷氏からご寄稿いただきました。その他多彩なご寄稿をいつもありがとう
ございます。

■法務大臣や参院議長などを歴任した江田五月氏(80)が7月28日にご逝去され
ました。長年のご活躍、ご功績に敬意を表しますとともに、心よりご冥福をお祈
り申し上げます。五月氏の父・故江田三郎氏と「オルタ」編集長の故加藤宣幸と
の深くご親交をいただき、江田三郎氏が亡くなられたのち、今日までご交流いた
だきました。メールマガジン「オルタ」にも07年11月参議院議長就任時に「憲法
民主主義をさらに進めるために-参議院議長に就任して-」、そして本年21年1
月の「ポストコロナは歴史的転換期」まで数度にわたりご寄稿をいただきました
(https://bit.ly/37LjlOE)。長年のご厚情に感謝申し上げます。

21.1 ポストコロナは歴史的転換期
18.4 父江田三郎の時代から
14.11 ヘイト スピーチについて
08.6 「ハンセン病問題などについて 
07.11 憲法民主主義をさらに進めるために-参議院議長に就任して-

■2007年石原都知事時代に招致活動を始めた今回の東京2020オリンピック。2016
年オリンピックの投票で敗れた後、「復興五輪」と名付けたりしたものの、結局
は明確なコンセプトはなく、「臨海副都心」の開発を進めたかった東京都と、大
手広告会社は自社の利益のために、タッグを組んで、招致し開催したかっただけ
だったのか、という思いが強く残りました。巨額な財政負担が残るわけですが、
開発した「臨海副都心」のスポーツ施設を負のレガシーにしないように、子ども
たちの未来の笑顔につながるような活用をしてほしいものです。

■新型コロナもデルタ株の猛威で感染が飛躍的に拡大して、ワクチンの二回接種
後でも、感染の可能性はなくならないようです。医療の受け入れ態勢もひっ迫し
ている模様ですので、油断なくお過ごしくださるようお願いします。(MK)

(2021.08.20)
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