【編集事務局便り】178   [#f45795fb]

 
 執筆者の皆様には、連載を滞りなくご寄稿いただけると同時に、時宜にかなった論考をそれぞれの方面からいただけることを深く感謝申し上げます。新しい方の投稿も感謝します。編集事務局メンバーには、毎月巻頭論文を1本、企画・執筆依頼をとお願いして、今月は坂上氏にご寄稿いただきました。11月号は、オルタ編集委員でもあり、9月に中国の大学へ日本語講師として赴任された藤生健氏に、12月には別の方に、北朝鮮事情についてご寄稿いただく予定にしています。また、編集委員の井上氏から、次号から数回、韓国事情を、また南雲氏からもご寄稿いただく予定です。多方面からのご寄稿をお待ちしております。
 佐久総合病院の色平氏からは、11月3日土の《 アルマ・アタ宣言 40周年記念イベント in SAKU 》のご案内をいただきました。http://www.alter-magazine.jp/index.php?go=IgkRLL
1978年9月、「すべての政府、保健・開発従事者、世界の市民社会が、世界中のすべての人々の健康を守り促進するため、至急のアクションをとる必要性を強調されたもの」とした「アルマ・アタ宣言」は、プライマリ・ヘルス・ケア (PHC) の大切さを明確に示した最初の国際宣言として位置づけられています。その40周年記念イベントを、かねてよりPHCの実践を進めている佐久総合病院で開催されるとのこと、お時間があればぜひお出かけいただければ幸いです。(MK)

今月のハイライトは沖縄県知事選挙での玉城デニー氏の勝利であり、オルタ広場でもこの結果を注目した。元沖縄タイムス編集局長大山哲氏と編集委員仲井富両氏が、「争点隠し作戦は通用しなかった」との観点で選挙結果の分析を寄せられ、また大原雄氏の南島紀行では沖縄の生んだ芥川賞受賞(1997年)作家で、辺野古の新基地建設反対運動の最前線に立っている一人である目取真俊氏が県知事選挙結果について「ここで負けたら沖縄の主体性、自立性が根底から失われ、県民の分断と基地の固定化が進む、という危機感が、県民を投票に赴かせたのだろう」との指摘から、作家の沖縄戦体験と作品について分析された。また当然ながら安倍三選もテーマだが、坂上克樹氏も羽原精雅氏も安倍の最終ステージについて論評し、岡田充氏は、安倍氏の意味不鮮の末期的表現について語られた。
 また、毎回、戦争の時代を俯瞰し読み応えのある、羽原氏から「戦争というもの」も9回目、今回は「メディアの戦争遂行の責任」。新聞社内部で意思決定にもかかわっていた筆者の「戦争とは何だったのか」を問う、力強い思いが伝わる。(HK)

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