■ 【催し案内】

第3期安東自由大学のご案内


  2007年から始まった安東自由大学は、韓国の両班の故郷とも儒学の中心地とも
言われる安東で、数日間を共に過ごし、歴史や文化を学びながら、日韓を初め、
東アジアの市民的交流を考え、実践しようとするものです。今期の主題は、「東
アジア共同体 - 地域社会的ネットワーク」です。
 
この企画は、安東出身の権重東韓国ILO協会会長(元労働大臣)を名誉総長とし
て、安東市長、安東文化院院長など地元の多くの方々の御支援を受けております
。ソウル・オリンピック組織委員会国際局長だった梁世勲前ノルウェー大使(元
神戸総領事)もアドバイザーとして全日程を共にしてくださいます。日本人とし
て初めて韓国の公務員になった緒方恵子さん(安東市庁)の協力も得ております。
また、ソウルの名門、梨花女子大大学院日本語研究科院生がボランティアの通訳
として助けてくれます。
 
この大学は広く開かれたもので、年齢にこだわらず、全ての参加者が師であり
、生徒であるとの立場で受け入れています。この機会を通じて韓国とアジアをよ
り深く理解し、国内外での人的なネットワークを広げることがこの大学の目的で
す。
  安東は、世界歴史都市連盟に加入している文化観光都市で、人口は17万。多く
の学者や指導者を輩出した両班の屋敷や国宝の寺院、多くの博物館があります。
日本の儒学にも大きな影響を与えた李退渓の陶山書院も往時の姿をとどめており
、東アジア儒教文化の一大中心地です。韓国随一の水源地でもあり、安東市は農
業と観光・文化に将来を賭けています。安東で生産される焼酎、濁り酒、果物、
野菜は有名で、市内には活気に満ちたマーケットがあります。

◇日程と開催地:
   2009年9月7日(月)より3日間
   韓国慶尚北道安東市 国学振興院附設国学文化会館

◇主なプログラム: 
(1)講座1:「現代に生きる儒学」 李基東成均館大学教授
   講座2:「東アジアの経済と社会-アジア共同体の基盤」
周牧之東京経済大学教授
(2)安東見学と交流: 河回の両班村、伝統書院、安東民俗博物館、農協、
伝統文化体験等

◇参加要綱:
(1)参加費(現地での宿泊と食費、観光の共通費を含む): 60000円
(2)申し込み締切り: 2009年7月15日(水)
(3)9月5日(土)にインサドン・クラウンホテルに集合し、6日(日)にバスで
安東に移動
    (または、6日に金浦空港で合流し、バスに同乗/別紙参加案内参照)
(4)現地宿泊: 国学振興院付設ホテルに3泊
(5)9月9日(水)午後にソウルにバスで移動

◇ソウルでのプログラム
  希望者はソウルで、9日と10日に2泊し、オプショナル・プログラムに参加でき
ます。普通の観光旅行では味わえない、新旧の市街を梁前大使の案内と推薦で、
食事も隠れ家や地元の人が行く店に。参加費は宿泊を含めて実費ですが、日本国
内旅行に比較すると格安。

◇申し込みと連絡先:藤 沢 初 江 
    Tel:04-2995-4807  Fax:04-2998-1156
E-mail: hatsuef@dol.hi-ho.ne.jp