【編集事務局便り】199

■7月初めから九州地方を中心にした豪雨で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。それに続く長雨、さらに新型コロナの感染拡大と、気が休まる日もありません。

■今月は、朱建永さんから「ステレオタイプの見方から脱却して、その行方についてもっと柔軟で幅のある視野を持って見守っていきたい。」という趣旨から
「香港「国家安全法」の背後にあるもの――中国の本音と実態について広い視野で見る」をご投稿いただきました。
南インド地域研究家の福永氏から「COVID-19がインドの内政外交に大きく影響」でコロナ禍のインドの事情を
仲井氏から7月5日投開票が行われた東京都知事選挙についてご投稿いただきました。

■先月に引き続き、特集「ポスト・コロナ」では、
濱谷氏から「検事長の定年延長で見える政権の横車 VS 行政監視の今」 ドキュメント風に展開いただき、成川氏から「新型コロナウイルス感染症パンデミックと経済体質変容への衝撃 強く問い直される現下の経済社会政策のあり方」を
環境庁(現環境省)にご勤務後、UNEP(国連環境計画)でナイロビ(ケニア)在住して現在一時タイに在住している大賀敏子氏から、現地NPOの方の活動をご紹介していただきました。

引き続き「ポスト・コロナに向けて」様々なご意見などいただければ幸いです。

■そのほか、定期コラムでは、「労働映画のリアル」で清水氏から、コロナ禍の今、「私たち一人ひとりに『冷静な判断』と『責任ある行動』、さらには社会の一員としての『思いやり 』が求められている今、良いタイミングで『考えるヒント 』となる映画」として、17日から公開の 『パブリック 図書館の奇跡』をご紹介いただくなど今月も多彩なコラムをいただいております。

■来月8月は終戦には75年になり、同時にオルタ広場も「メールマガジンオルタ」から通算して200号を数えます。日頃のご支援を感謝しております。新型コロナウィルスの感染の影響で、社会が大きく変化する時をむかえています。戦後75年に向けて、「ポストコロナにむけて」とあわせて広くご意見などいただければ幸いです。

■以前、「メールマガジン・オルタ」では、「オルタ出版室」を発行所として「オルタ叢書」を作り、自費出版を中心に何冊か書籍の発行を試みていました。現在では、印刷物による書籍の発行では金銭的な負担が大きく、読者の広がりも多くを見込めません。一方、近年では、AMAZONのKINDLEなど電子書籍の発行が容易になりました。
そこで通算200号の発行を機会に電子書籍でのオルタ出版室「オルタ叢書」の発行を進めたいと考えております。試みに、故・加藤宣幸の書評を中心にKINDLE版をつくってみました。https://amzn.to/2ZNHS2J
KINDLE版は、従来の印刷出版物と異なり1テーマ 15000字程度でも良いとのこと。もう少し研究してご報告いたします。

■東京をはじめ東日本の日照時間も例年の50%程度と湿気の多い日が続いていました。このような時期には、体内の水分代謝が乱れ、不調を訴える方も多いとか。そういった漢方医のこめかみにも、梅干し・・ではなく鍼付き絆創膏が。湿気と資金繰りとで頭痛がひどいとか。どちらをみまわしても、変動する気候への対応と、新型コロナ対策と、資金繰りと、どうバランスをとるのか、痛いところは一緒のようです。

■これから暑い季節になりますが、どうぞ新型コロナと熱中症には、油断なくお気をつけてお過ごしください。(MK)

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