【オルタ広場のこだま】
読者として、心動かされるものがありお便りします
「継承の難しさ」を日々、感じながら海外で奮闘しており、加藤さんの、その言葉に深く同意したからです。
私は市民選挙や市民事業などの名付け親として日本で活動し、政治活動にも参加しましたが、どうも群れるのが苦手で組織活動は楽しくありませんでした。また、ここに便りを送ることが、その二の舞いになることも恐れましたが、「国境を越えて社会を変える!」と宣言しアジアに居を移しても残る、日本への愛着からでしょうか、筆をとりました。
今、日本人は「ポチの精算」が全員に求められていると思います。アメリカが飼い主だったこの70年は、私も含め個々人の生活・精神の中に、それが深く浸透しているからです。海外から見ていても、日本の政治やマスコミのポチ性には言葉もありませんが、一方、傍観している余裕もない気がします。日本人全員が既にアツ鍋に放り込まれているのに、まだ、気付かずにいるポチの甘さです。
私自身の日本との物流的清算は国籍を除いて完了予定ですが、アジアの10か国で人材育成をし、その文化の多様性を活かそうとする教育には、日本人の持つ画一社会の特性が邪魔し、その難しさにももがくばかりです。ポチの精算だけでなく、島国根性とでも呼ぶ世間知らずの思考の勝手さの克服も私の課題です。
添付したのは私が40年近く発行を続けている『シビルミニマム』(449号)に書いたものです。
オルタ広場に懐かしいお名前をたくさん拝見し、皆さまのご健勝を祈りつつ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最新号トップ/掲載号トップ/直前のページへ戻る/ページのトップ/バックナンバー/ 執筆者一覧