◇石岡隆允

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オルタ19号力石先生の二編は要点を箇条書きにしたものなので一気に読めました。

理解できたなどとは、とうてい言いえませんが、私には斬新で面白く魅了されました。

今回、小泉自民党に圧勝を許したのは、私を含めての自称反体制者の政策オンチが要因です。また、現実からの置き去りにあっているのは、観念左翼ばかりでなく、亀井先生に代表される「自民党社会主義・国家官僚崇拝者」・「族議員」もいたようです。

なにしろ、自民党は党首が腕まくりして「自民党をぶつ壊す」と叫び、改革の二文字を「革新野党」に先んじて押さえ込み、まずは位取りに勝利してからのイクサでした。

「日本をあきらめない」なんて現状おすがりコピーでは、出だしから帰趨は見えていました。尾道に突如降下してきたホリエモン君、地縁、血縁、組織縁などはテレビを使って踏み潰し、アレヨという間に三原・尾道で得票数1位。スーパーの前でオバサン族大勢が取り囲んでいるのに、マスコミは観光客と女子高校生だけだと報ずる相変わらずの安直。

この先、政策創造能力を鍛えず、理念と道徳を独善的にケイモーするサヨクは、無党派市民によって淘汰されていくだけのようです。

年金制度の抜本改革。貨物新幹線の有効性など、自らの不勉強を、つきつけられる心地で読みました。これから勉強では、心もとない限りですが、関心だけは掻き立てられます。

小泉自民党の圧勝のなかで、希望を見いだす気持ちでいます。ありがとうございました。(筆者は尾道在住)