【編集事務局便り】195

■東京の桜も開花宣言から明日で一週間、そろそろ春も本番です。1月半ばに新
型コロナの情報がでたころは、暖かくなれば、自然と収束するのだろうかと楽観
的に考えていました。
その後、日本では、手洗いなどの衛生管理の徹底などで、急激な感染拡大は抑え
られているようですが、専門家会議の話を聞くと、「まだ爆発的患者急増(オー
バーシュート)は起こりうる」ようで油断ができません。

■18年秋より中国上海の大学で日本語と 日本の社会経済を教えている藤生さん
に新型コロナ渦中の中国の状況を教えていただくつもりで原稿を依頼したところ、
ご本人は東京に住みつつオンラインで中国へ講義を開始したとのこと。詳細につ
いては、「中国勤務2年目はオンラインで」http://c1c.jp/4265/JmvS5U/9295
をご覧ください。

岡田充氏には、海岸両岸論「安倍政権下では難しい日中改善~習訪日延期と腰定
まらぬ対中政策」で、当初4月初旬に予定されていた習訪日延期をめぐってご考
察いただきました。http://c1c.jp/4265/54rvTa/9295
その他新型コロナ関連では、
・平良氏から「 新型コロナウイルスの波紋」を全国一斉休校ののち、早めに授
業再開を決断した沖縄からhttp://c1c.jp/4265/Vdp5Hs/9295
・色平氏の風と土のカルテで「COVID-19の拡大で重み増す保健所長の役割」を
・坪野氏の「あなたの近くの外国人(裏話)(32)コロナウイルス・私の周辺の
外国人は…」http://c1c.jp/4265/94vtdQ/9295
・以前にもご寄稿いただいて村田氏から、「世界はコロナウイルスとの戦いに共
同して立ち向かおう」http://c1c.jp/4265/BfMfdT/9295
もいただきました。

■なかなか報道では見えにくいインドですが、今月は下記の2本で、その現状が
かいま見えます。
・荒木重雄氏による「≪コラム≫宗教・民族から見た同時代世界:インドで国民
登録をめぐって国家権力と市民運動が激突
http://c1c.jp/4265/SXhwVR/9295
・福永 正明氏による≪コラム≫フォーカス:インド・南アジア(27):「ヒン
ドゥー・ナショナリズムによる新しいインド社会」への危惧
http://c1c.jp/4265/JBgDu9/9295

■大原氏の紹介いただいたドキュメンタリー映画作品『馬三家(マサンジャ)か
らの手紙』、中国の闇の深さを感じると同時に、主人公スンイ本人と監督の勇気
と執念には感服いたします。http://c1c.jp/4265/Df4T2X/9295
公式サイトはこちら。https://www.masanjia.com/

■延氏の「あなたのスプーンは何色?」では、今年度アカデミー賞受賞の映画
「パラサイト」の韓国の社会的背景の一端を知ることができます。
http://c1c.jp/4265/Ze3Fz5/9295

■「2020年 年金制度改正に向けてのメモランダム(3)」は次号を予定していま
す。「労働映画のスターたち」は今月は休載いたします。

■先日、当メールマガジンへの配信登録を希望いただいた方に「メールマガジン
オルタ広場」をどちらでお知りになったかという問いかけたところ下記のような
ご返信をいただきました。

「閉鎖的な学会誌や文芸誌と異なり、一般社会人に開かれたデジタルメディアは
実に魅力的です。とりわけ、読み応えのある論考を、毎月発行している『オルタ』
には、心から敬服しております。
『オルタ』に相応しい論考がかけましたら、ぜひ投稿いたしたく存じます。」

このように言っていただけたことに、大変元気をいただけました。

メールいただきましたMi.K氏は、2014年に当サイトでもデジタル創刊号のご紹介
をした「現代の理論」へのご寄稿されたことから、前編集長故加藤宣幸の「『季
刊現代の理論』とメールマガジン『オルタ』」もお読みいただき、
そちらから当サイトへたどりついたとのことです。現代の理論に掲載された
「『季刊現代の理論』とメールマガジン『オルタ』」をよみ、あらためて
「オルタ」の背景を確認いたしました。
http://gendainoriron.jp/vol.02/column/col03.php(2014.8.28発信)、
(「現代の理論」ご購読はこちらから。
http://gendainoriron.jp/postmail/postmail.html

同時期に別の方からも申込と同時に下記のコメントをいただきました。

「「ショック・ドクトリン―惨事便乗型資本主義の正体を暴く」(2012年3月)
の書評を読ませて頂き、本の内容がわかりやすく説明してあり、また書評が素晴
らしいと感じましたのでメールマガジンを登録したいと思いました。」
 同書評はこちら https://bit.ly/2WsvHa1

このような一つひとつのご感想がとても嬉しく、ありがたく存じます。

折に触れ、励ましをいただいているS.A氏からも「多彩で粒よりな論考・エッセ
イが詰まっていて、充分な存在感があります。確かにアップ・トゥ・デートな政
治的・社会的トピックは薄くなりましたが、
それはそれとして、それぞれ個性と深みのある多彩なテーマの論考・エッセイの
集合が、ある種「多様性の統一」の完成度を示していて、充分に存在を主張しう
るメルマガ・メディアの一つのスタイルを創っているように思えます。」
とメールいただきました。

「オルタひろば」と名称を変え「やめることはできない」と発信を続けるように
なってから、お陰様で約2年たちます。メールマガジン「オルタ」は2004年3月
創刊ですから、今月で17年目に入ります。
いただいている玉稿をなんとか発信するばかりですが、毎月充実した内容のもの
をご寄稿いただいている皆さまに心より感謝申し上げます。

私どもとしては、WEBサイトのリニューアルなど、少しでも読みやすいように、
努めていきたいと思います。ご意見などいただければ幸いです。

また書評や評論などもお待ちしております。

■懇親会などのお声がけもできないような状況ですが、時節柄くれぐれもお体お
大事にお過ごしください。
MK

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