【オルタ150号に寄せて】

『オルタ』150号に寄せて

羽原 清雅


 加藤宣幸さんのご努力のもと、150号にまで達したことは素晴らしいことだと感動しつつ、感謝しています。
 社会的な影響をもたらすことはメディアの使命ですが、それ以前に<自分はどう考えるか>という立場から、その見方・考え方をチェックすることも大切です。「自分は違う」あるいは「そうか、なるほど」など、おのれ自身を見直します。
 その意味で、『オルタ』は直線化せず、今後とも多様でリベラルであれかし、と願っています。

 細かなことにすぎませんが、編集上2、3希望があります。

<1> メルマガは、原稿の字数、本数の制限のないところが魅力です。
 ただ、それは原稿が長めになり、いくらでも掲載できることで、読む側の重荷ともなり、読み果(おお)すことの苦痛にもなります。読まないことにつながっては無意味です。

<2> そこで、思うのですが、
(1)長い原稿にはなるべく、本文総体のレジメ的前文をつける。
(2)小見出しを多用する。
(3)特別のもの以外では、他紙誌からの再録は避ける。
(4)反論や論議、感想など意見交流の誌面があってもいいのでは。
(5)連載とともに、なるべく多くの人の投稿を収められる編集を。

 日ごろ、長行の連載原稿を出している身が勝手を申してすみません。

 (筆者は元朝日新聞政治部長・オルタ編集委員)


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