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■7、刊行物紹介
『ソーシャル・アジアへの構想力』
編者:初岡昌一郎 日本評論社(214頁) 定価2500円+税
───────────────────────────── 本書は、東アジアにおける社会労働問題の研究と討論を目的とするソーシャル・
アジア・フォーラムの研究の成果をまとめたものであり、日本・韓国・中国・ 台湾の研究者が個々の立場から東アジアの地域統合をすすめるために、何が必
要かおよび各国の労働問題と労働組合の現状について述べている。
本書を読んで感じたのは、東アジア地域がようやく社会労働政策の充実を展望
できるようになったほど、社会が成熟してきたということである。これまで、 日本を含めて「貧しさからの脱却」が第一目的とされ、経済発展の代償とし
て、政権の腐敗や開発独裁などが半ば黙認され、労働政策もなおざりにされて きた。しかし、貧しさからの脱却を一応達成した今、東アジア社会は公正な政
治と充実した労働政策を求めて歩みだしたということなのだろう。
日本の労働組合は、今日では大規模なリストラに対して手をこまねいていると
批判をうけ、その存在意義を問題視されることが多いが、本書後半部の、よう やく胎動しはじめた韓国・台湾の労働組合運動の分析を読むと、60年の運動の
蓄積を持つ日本の労働組合にも、東アジアの労働組合運動への助言と指導とい う分野においてはまだまだ出来ることはいっぱいあると評者は思った。(I.O)
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■8、俳句「蝶生るる」富田昌宏
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・観音の千手に触れて蝶生るる
・初蝶や出を待つ赤きトラクター
・初蝶の黄の全きに農継げり
・初蝶や翅を休めし裸婦の像
・初虹やこの世に浅く腰かけて
・余念なく農に老いけり花菜漬
・春愁や大都会てふ箱の中
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■メールマガジン「オルタ」のご案内
───────────────────────────── (一)発信主体:オルタークラブ
(二)クラブ事務局:東京都千代田区神田神保町1−15木下ビル302号室
TEL:03−3939−3577 FAX:03−3249−3558 メールアドレス:alter@atlasnet.co.jp
(三)クラブの主旨
(1)オルタークラブは、北東アジアの平和確立を軸とした国際協調や、政 官財癒着 による閉塞状況を変革し、環境を保全して文化豊かな日本の明日を
拓きたいという者が集まり、その声をメールマガジンで発信することを目的と する。 (2)クラブは特定の党派を支持しない。
(四)クラブのきまり
(1)クラブは会員と同人とで構成される。 (2)メールマガジンの購読を登録(無料)した者はクラブ会員となる。ク ラブの主旨に 賛同し、年5000円の会費を払いメールマガジン「オルタ」を支
えようという意志のある者は、クラブ同人となる。 (3)クラブの運営方針は同人の話し合いで決められる。 (4)同人の話し合いにより、同人代表を選ぶことが出来る。
(5)クラブの収入は同人会費および事業収入からなる。事業の内容は、同 人の話し合いで決める。
(五)メールマガジン「オルタ」
(1)誰でもメールアドレスを登録することにより、無料で受信する(クラ ブ会員となる)ことが出来る。 (2)メールマガジンは政治・経済に限らず、文化的な内容も掲載し、誰も
が楽しめるものとする。 (3) メールマガジン「オルタ」の発信は原則として毎月20日とし、原稿は 15日までにデジタル原稿で入稿する。
(六)編集委員会
(1)メールマガジンを編集するために編集委員会を置く。編集委員は同人 の中から選ばれる。 (2)編集委員会は企画・方針を討議し決める。
(3)編集委員会の下に編集の実務に携わる編集部を置く。編集部員は編集 委員会が選ぶ。 (4)クラブの会員は誰でもメールマガジン「オルタ」に投稿出来る。
(5)投稿する原稿の分量は原則として自由とするが、あまりに長いものは 編集部の判断で分載したり、内容を要約したりする場合がある。
(6)投稿された原稿は原則として掲載するが、編集部がクラブの主旨に合 わないまたはメールマガジンの品位を著しく損なうと判断した場合は掲載しな
いこともある。
(七)購読(登録)申し込み
下記申込書にメールアドレスを記入して直接登録する。 (e-mail:alter@alter-magazine.jp)
住所: 氏名: メールアドレス:
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■編集後記
───────────────────────────── ◎ 今回は、東アジアの地域統合について取り上げましたが、この問題に関し
て、日本ではいまだ「自分たちがそこからいかに利益を上げるか」ということ にしか注目していないような気がします。日本の指導者の志の低さにめまいを
覚えます。(I.O)
◎今号では初岡教授の寄稿を戴けた。北東アジア問題は今後とも本誌の中心
テーマである。日本からの視点に限らず議論を深めたい。 1年前の5月19日、旧友久保田忠夫君が同人誌「余白」創刊号のゲラを手に
急逝した。散骨したので「墓前に供える」ことはできないが「オルタ」3号を 天界の彼に捧げたい。このメールマガジン「オルタ」は彼と富田昌宏氏2人が
軸になった同人誌「余白」のスピリッツを継承したものなのだ。
彼はわれわれに、もう一つ「戦後期社会党史研究会」というものも遺してく
れた。こちらも月例で10回を数えている。
オルタ3号まではこの「余白」同人や研究会のメンバーが手さぐりで編集執筆
したものである。4号からは内容充実を期し再スタートの心算でいる。皆さん の積極的な参加を御願いしたい。(K.N)
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